亀を外に連れ出して産卵させるの巻②
亀を外に連れ出して産卵させるの巻① の、続きです。
亀を外に出して産卵させるの巻②
穴を掘ります。
かなり掘ります。
後ろ足が底につかないくらい。かなり大変。
きびしいようなら、人間も手伝ってあげてください。
というのも、そのくらいの深さまで掘らないと、
掘り足りないと思うのか?
本能的に産み落としに入らないようなのです…。
時々、足をぶらんとさせて、
足がつかないかと確認しているようでもありました。
ここまでだけでも、30-40分はゆうにかかります。
そして、かなりの深さまで掘りますと…
表情が無症状というか、動かなくなったり、目をつぶることがあります。
多分この時に踏ん張っている。
こうなると応援をして見守るだけです。
頑張れ…卵がつまったりしないように、頑張れ…
5-10分くらい、じっとしています。
(このとき、首を振ってきょろきょろしたり、
なーんか真剣味が足りないような表情(え?わからない?)を
していたら、本日、卵を産むのは望み薄かもしれません。
なんていうか…産むときとそうでないときの顔って、
目つきが違うのですよね…)
穴を掘った後、じっとしていたカメが…ふんばる…
尻尾の付け根が太くなってきたかと思うと、たまごがぽろんと…(!)
何分かおきに、1個1個、丁寧に産みます。
大体、1度に10個くらいは産むことが多いです。
がんばれーって見守りましょう。
そうして、産み終わると、なんだかもぞもぞ動き出します。
足を動かしたりね。
土をかけて埋め戻すようなしぐさを始めます。
掘った土、卵にかけてあげましょう。
後ろ足を、リズミカルに交互に動かすしぐさはかわいいですよ。
この埋戻しも20分くらいあります。
付き合いきれず、水槽に戻したり、他の場所に移しても、
もぞもぞ埋め戻しのしぐさを続けます。
一定時間やらないと気が済まないようです。
誰に教えられたわけでもないのに、すごいなって思いますね…
落ち着けば食欲もりもり。
好きな餌をあげてねぎらってあげましょう。
足の裏とか、擦れて怪我したりしてることもあります…
綺麗な水にいれて、土を落としましょう。
こんなわけで、外に連れ出す時間や、帰りの時間も考慮したら、
全体では2時間近くかかることもあります!
また、亀は動きが速いので、逃げられてしまわないように
ずっと見ている必要性もありますし
(気が変わっていなくなってしまうこともありますから、
注意が必要なんです)、
やろうと思ったら、
時間的・精神的な余裕がないと、外での産卵はすすめしません。
付き添いもかなり疲れますよ(苦笑)
そうでなければ、がんばって水の中で産んでもらいたいものです…