亀好き気象予報士の竜宮城めぐり|カメ元気予報

かめ大好きです。亀関連のほか、身の回りのこと書かせていただけたらと思います

4年前の今日

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(画像はいただいたものです)

 

その日、私はカメを母に預け、普通に仕事に行きました。

我が家では、
時々、日中1-2時間くらい、
部屋の中を散歩させて遊ばせていることがあります。
たまに気分転換でもするか?とね(自己満足ですが)

石を置くと、そこに上り、
部屋に差し込む日差しで甲羅干しをし、
亀も足を伸ばして気持ちよさそうにすることが多いです。

お昼のこと。
その日も同じように、部屋を散歩させよう、と、
母はカメを出してくれたそうです。

しかし、その日はいつもと違いました。
普段から母曰く「かしこい」大きいのが3匹。
ちなみにどれもメス。
まったく甲羅干しをせず、部屋の隅に行ってしまうのです。
南東の角の、部屋の暗いはじっこ。
そこに3匹顔を突き合わせてじっとしている。

「なにしてんの。いつもどおり、甲羅干ししたらいいじゃない」
そういって母が日の当たるベストポジションに連れてきますが
また隅に行ってしまいます

何度繰り返しても、隅に行く。
だめだこりゃ。なんだろうな。と、ほうっておいたそうです。

そうしていつも通り、
14時前にはカメを水に戻してもらいました。

 

14時46分に、あの地震が来ました。


母はいまでも、かしこい(←相対的にね…)その3匹が、
その日だけ、部屋の隅になぜか行ったこと
「予知だとは言わないけど、不思議だった」と話します。


ちなみに、普段からチョロチョロしているオス亀は、
その日もいつも通り落ち着きがなく動き回っていたようですが。

(そんなに強い日差しもなかったような気がしますので
甲羅干ししなかったのは、そのせいかもしれませんけどね。
避難したころは、曇っていましたから…
でも夜は星が見えましたし、翌早朝には雪も舞った、寒い日でした、
たぶん。
記憶も曖昧でよく覚えていないですね)


それからは報道されているとおりです
電話もライフラインも止まりましたので
お互い、無事なのかも分からないまま
家には帰れず仕事をする日が続きました。


我が家は内陸部で、津波の被害はありませんでしたが、
動物もたくさん亡くなりました。
さらに、原発事故によって置いて行かれて
亡くならざるをえなかった動物もたくさんいます。

こうして助かって、普通にペットを飼えることは、
本当に幸せなことなのだと思っています。

その後の混乱の時期に感じたことや思ったことも、
いつか書かせていただけたらと思います